水光注射とは、表皮の奥のすぐ下の真皮の浅い部分に美肌効果の高い薬剤を直接注入する肌質改善治療です。即効性が高く、どの美容成分を注入するかによって効果が変わるため、一人ひとりの肌の悩みに合わせた施術が可能です。そこで、今回は、水光注射の効果やメリット・デメリットについてご紹介します。

水光注射の効果

水分量が不足した肌にヒアルロン酸やプラセンタエキスなどの保湿成分を注入すれば、肌の水分量やコラーゲンが増加し、小ジワやちりめんジワが目立たなくなります。

ヒアルロン酸に加え、マルチビタミンや必須アミノ酸に引き締め成分を加えることで、開いた毛穴や乾燥による毛穴が目立たなくなります。

加齢とともにヒアルロン酸が減少した肌にヒアルロン酸を注入すれば、保湿効果によってハリと弾力がアップし、うるおいのある肌に近づきます。

プラセンタエキスや成長因子を注入すれば、皮膚の細胞分裂が促進され、肌が生まれ変わってくすみが改善されます。その結果、トーンアップ効果で透明感のある肌が期待できます。

<h2>水光注射のメリット・デメリット

水光注射の施術時間は短く、顔全体で約20〜30分です。麻酔をかける場合はさらに20〜60分かかりますが、全体でも1時間〜1時間半で終了します。

また、水光注射で使用する針は1本1本が非常に細く、皮膚を吸入しながら注射を行うためわずかな痛みしか感じません。とはいえ、無痛というわけではないので、多くのクリニックでは麻酔クリームを塗布したり、笑気麻酔で痛みを軽減することができ、ほとんど痛みを感じることなく終了します。

また、皮膚のごく浅い層に注入することで出血や治療後の内出血も最小限に抑えられます。治療直後は赤みや針跡が残ることがありますが、多くの場合は2〜3日で目立たなくなります。

また、内出血が生じた場合もメイクでカバーできる程度がほとんどで、1〜2週間ほどでおさまります。

内出血のリスクを低下させるために、治療から3日間程度は保冷剤などで患部を冷やすのがおすすめです。施術後、当日はメイクができないので注意しましょう。ダウンタイムの症状について気になる場合は、施術前にアフターケアについてクリニックで相談しましょう。

水光注射の効果は、4〜5日と比較的早く実感できます。一方で、永続的な効果はありません。また、切開する施術などとは違い、劇的に変化が起きるものではなく、マイルドにアプローチしていく施術なので持続も効果もゆるやかです。

さらに、毛穴や小じわの改善など、肌悩みによっては、1回では十分な効果が出ない場合があります。そのため、施術を繰り返して受ける必要があり、繰り返していくうちに、効果の持続期間が長くなっていく傾向にあるので、コツコツと続けることが大切です。

水光注射では、注入する美容成分や注入量などを目的や肌悩みに合わせてオーダーメイドで組み合わせることができます。ただし、シミ取りを目的とした場合は、何度も施術が必要でかなり時間がかかってしまうので、シミ治療には向いていません。

まとめ

水光注射は、小じわや毛穴の開きを改善したり、肌質の改善による肌老化の予防効果が期待できます。メリットも多く、費用もそれほど高額ではないため比較的試しやすい施術の1つですが、1回で効果が出なかったり、持続期間が短いといった場合もあります。水光注射に興味のある方は、メリットや効果だけでなく、デメリットも理解したうえで、施術を受けるか検討しましょう。

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